いよいよ富士山に出発です。

富士登山(3泊4日)行程表
2日目
新宿ワシントンホテル(朝食)
(ニンビニ弁当)
新宿ワシントンホテルチェックアウト
(徒歩)
7:50新宿出発
(バス)
富士山5合目到着
富士山登山
富士山山小屋到着
富士山山小屋(仮眠)
22:00富士山山小屋(出発)
(徒歩)
富士山頂上
(剣ヶ峰)
(お鉢めぐり)

↑ ※あくまでも予定です。

1.出発

1-1.集合場所

新宿駅西口・10号線高架下都庁大型バス駐車場
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1-2.ツアーバス

「オーメン666」かと思いきや、6666でした。
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1-3.出発(07:50)

ツアー参加人数は29名とのことでした。大型バスなので、一人で参加の私は、隣に座る参加者もいなくて、ゆったり気分で出発できました。(当ツアーには20歳台の男性添乗員さんが付き添い、出発から到着まで案内してくれます)

2.富士山五合目

標高は約2300mです。この場所で石鎚山の高さを超えています。平地に比べ気圧・ 酸素量の差が激しく、高山病予防の為、約1時間半滞在しました。

山梨県の吉田ルートから頂上を目指します。有名なルートは4ルートあり吉田ルートは初心者向けルートです。

2-1.五合目

ここで添乗員さんから登山ガイド2名の紹介がありました。。一人は男性・もう一人は女性。二人とも20歳台のようで、何回も富士登山を経験したベテランです。係員は添乗員1名+登山ガイド2名=3名体制です。これで頂上を目指し安心して登ることができます。

凄い霧?・雨?。もしかしたら終始、雨かと不安がよぎります。
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2-2.昼食

添乗員さんが言っていました。「富士登山は体力勝負です。食べ物・飲み物は値段的に高くなりますが山小屋で買えます。ザックは出来る限り軽くして下さい。」
私の考えと正反対でした。少しでも費用を安くあげようと、ザックの中は前日に買い込んだ「食べ物」・「ペットボトル」でかなりの重量です。
昼食はレストランで食べずにザックの中身を減らすことにしました。
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2-3.お馬さん

下山中に疲れてしまったり、軽い怪我をして下山が困難になってしまった場合には、お馬さんに助けてもらうことができます。・・・(お馬さんのお世話にならないようにしたいと思います)
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2-4.登山用品の最終チェック

参加者の登山用品を見てみると、ほとんどの参加者がストックを用意しています。
前日、ストックのレンタルを止めました。用意していないことで「ちょっと不安」がありましたが、周りを見て「大変不安」に変わりました。「やまどうぐレンタル屋」の出張所が五合目にもありますので、急遽レンタルすることにしました。

2-5.富士山保全協力金

美しい富士山を後世へ引き継ぐための環境保全や登山者の安全対策を図る目的で協力金をお願いされました。
ツアー代金に含まれており、添乗員さんがまとめて支払ってくれました。

支払った証拠に、木材・冊子.リストバンド・領収書をいただきました。
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いよいよ出発です。
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3.富士山五〜六合目

まだ登山道の両側は背丈のある木々に囲まれています。最初は下り坂が続きます。
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泉ヶ滝
ここから上りが始まります。
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4.富士山六〜七合目

富士山安全指導センター
六合目に到着。
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頻繁に休憩を取ってくれるので、登山素人には助かります。富士山山頂まで5.2㎞
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雨も止み、太陽が顔を出すと、雲が眼下に広がって見えてきました。
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ごつごつした傾斜のある岩場に登山者の長い行列ができています。
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5.富士山七〜八合目

 ここからは更に険しい岩場が続きます。本格的な山登りを実感させられます。体力。特に足を上げる太ももに疲れが集中します。

「山中湖」が見えてきました。眺めは最高です。疲れを吹き飛ばしてくれます。今まで経験したことのない絶景です。こんな高い処から下界を見下ろすのも初めてです。もうこれだけでも満足です。

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七合目からは7つの山小屋があります。

※ここでちょっと横道
(登山道の横道ではなく、話の横道です)
吉田ルートには公共トイレや山小屋のトイレが設置されています。行くところ行くところ大変混雑しています。休憩になったらすぐに順番待ちすることが大切です。また、トイレの維持管理が大変なので場所によって100円~300円のトイレチップが必要です。そのためには100円玉の用意は欠かせません。

●「花小屋」2700m

●「日の出館」標高2720m

●「七合目トモエ館」標高2740m

●「鎌岩館」標高2790m
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●「富士一館」標高2800m
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●「鳥居荘」標高2900m

3000m越えまでは、後わずかです。食べ物・飲み物が山価格になっていました。
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「影富士」を見ることができました。
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●「東洋館」標高3000m

6.富士山八合目

日の入りまじか。やっと目的の山小屋(太子館)に到着しました。

当初、高山病になりわしないか不安もありました。

●ガイドさんがゆっくりペースで歩いてくれました。
●また小まめに休憩をとってくれました。また「山の日」の振替休日でもあり登山者の人数も半端ありません。至る所で渋滞します。それがまた、ちょっとした休憩になり体を休めることができました。
●タイミングを見計らって「水分補給」と「深呼吸」をするよう指示してくれました。

至れり尽くせりの対応で高山病にならずにすみました。

6-1.山小屋「太子館」3100m

もう、この段階で足はガクガクです。それでも、これから夕食となると・・・
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6-2.夕食のメニュー
「カレー」に「おかず」。想像していたよりは豪勢でした。ご飯・お茶はお代わり自由。
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「今日は非常に混んでいて、頂上で御来光を見る為には、22:30起床。22:45には出発しないと間に合いません」との事でした。仮眠時間は3時間程度しかありません。早く寝て疲れをとらなければ。

6-3.就寝

寝床はぎゅーぎゅー詰めです。幅60㎝ぐらいの敷き布団と寝袋が用意してありました。直ぐ横で、鼻息が聞こえ全然寝ることができませんでした。
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22:10頃
起床時間でもないのにあちこちでゴソゴソ音がします。皆んな寝れないようです。私もその一人。

6-4.起床(22:30)

外は寒そうです。上は、ユニクロウルトラライトダウン。下は、ジャージです。基本は重ね着です。

集合場所でガイドさんから、「頂上は雨のようなので雨具の用意をしてください」との事です。雨〜。雨具〜。本来ならジャージを脱いで雨具に履き替えるところですが、出発時間が押し迫ってきているので雨具も重ね着です。

●タイツの上に、ランニングパンツ

●ランニングパンツの上にジャージ

●ジャージの上に雨具。


これが後々、大変なことになろうとは。

いよいよ頂上目指して出発です。ヘッドランプの光を頼りに登って行きます。他の人のヘッドランプと比べてちょっと暗い気がします。電池の交換をしてもいいのかなあ。しかし時間もありません。そのまま登ることにしました。
仮眠も十分できず、疲れは取れていません。ここからも険しい岩場が続きます。大きく足を上げないと登っていけません。

ところが・・・・

ジャージの上に、雨具。その雨具はSサイズでちょっときつめ。足をあげようにも「重ね着」と「きつめ」で思った以上に足が上がらず、必要以上に体力を使います。疲れが更に増してきました。

膝がガクガクです。大きな岩を踏ん張って上がった時、思わずバランスを崩して後ろに倒れそうになりました。何とか体制を立て直すことができましたが、ここで後ろに倒れていたら後から続く何人もの登山者に迷惑をかけてしまうところでした。
本当に
冷や汗をかきました。

ガイドさんから、本八合目が頂上を諦めるかどうかの最終判断の場所と言われました。ガイドさんの一人が、疲れ切った私につきっきりでフォローしてくれます。私以外にもたくさんの参加者がいるのに。「気の毒」で「気の毒」で・・・

と思いつつ、それでも絶対に登頂したい思いから、「どうしますか?」と聞かれた時には、「頑張ります」と返答しました。

7.富士山本八合目


●山小屋「トモエ館」標高3400m

頂上まで登るかどうかの最終確認がありました。

ところがここで1名リタイヤする人が出てきました。それを聞いて無理して他の人に迷惑をかけるぐらいだったら・・・と思い、つられるように「私もここで止めることにします」と言ってしまいました。

決して富士登山を甘く見ていた訳ではありません。本当に頂上を目指し事前準備は十分にしてきました。それだけに「悔しい」の一言でした。他人に言われたのでなく、自分の判断で決めたことなので仕方ありません。
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ツアーのメンバーが登頂を果たし、戻ってくるまでここで(トモエ館)で待機です。無料で待機できるのかと思いきや、そんなに甘くありません。素泊料金3000円をしっかりお支払いしました。その分、部屋に案内され仮眠スペースを確保してくれました。「ガイドさんから連絡があれば起こしに来ます」とのことなので仮眠をとることにしました。登頂を目指す意気込みで気が張っていたのがリタイヤしたことで気が抜け、その分、緊張感もなくなりぐっすり眠ることができました。

後は連絡を待つだけです、