1.いつもは

中央公園の周回コースを走るとき、「時計回り」で走っています。これは、誰かに言われた訳でも、自分で意識した訳でもなく、自然と習慣になっていました。「時計回り」で走ったことは一度もありませんでした。

ところが、雑誌を読んでいると、「時計回り」でぐるぐる走っていると、軸足となる左側に負担がかかり、故障になりやすい。また、いつもと反対周りで走ってみると景色も変わり、気分転換にいい」と書いてありました。

2.時計回りで

早速、「時計回り」で走ってみることにしました。違った筋肉を使っているようで心地よく、気分も爽快でした。知らないうちに、スピードもどんどん上がってきました。
初めての「時計回り」で、普段走らない公衆トイレと樹木の間を抜けようとした時でした。

3.何かにつまづきました

その拍子に勢いよく、2mは空中に飛んでいたかと思います。死ぬ間際に「今までの思い出が、あたかも走馬灯のように、脳裏を駆け巡る」と言いますが、私の場合は、空中を飛んでいる時「せっかく買い替えたGPSランニングウォッチ(EPSON WristableGPS)を、転んだ拍子に壊したくない。キズつけたくない。どうしても守りたい」と脳裏を駆け巡りました。

体は左手をかばうように倒れこみ、何とかGPSランニングウォッチを守り抜くことはできましたが、右の手のひらと両脛の擦り傷、最悪はあばら骨の打撲でした。これはひどいもので、走ると振動で痛みがでるし、咳することもできません。寝返りすらもままならない状況で、全治までに2か月余りかかりました。

4.後日

後日、つまずいた場所を確認してみると、木の根っこが成長し大きくなって、そこだけ地面が盛り上がっていました。普段やらないことは、するものではありません。あれ以降、「時計回り」で走ったことはなく、ついつい足元を確認しながら走る、悪い癖がついてしまいました。