1.はじめに
四国には、日本百名山に選ばれた山が2山(座)あります。
一つ目は、
石鎚山:標高1982m
二つ目は、
剣 山:標高1955m
です。
石鎚山は何回か登山したことがありますが、同じ四国にありながら、2番目に標高がある「剣山」は一度も登山したことがありませんでした。
せめて四国にある日本百名山の2山(座)ぐらいは、制覇しておきたいと思い、この夏に登山することにしました。
(良い「気=パワー」がもらえる神聖な場所で、コロナをもらっては、元も子もありません。密にならないよう十分に注意し登山したいと思います)
2.剣山
約3000年前に、聖地エルサレムの神殿に祀られていたのが「十戒の石板」「アロンの杖」「マナの壺」で、
入れていたのが「契約の聖櫃(アーク)」。
これらソロモンの秘宝と呼ばれた宝は、ユダヤ王国の崩壊とともに行方が分からなくなりました。
それが何と何と「剣山」に眠っているのでは?と密かに語られています。
過去に数々の調査が行われたようですが、未だに決定的な証拠は見つかっていません。
「剣山」はミステリーとロマンに溢れた聖域です。
3.出発
3-1.起床(AM4:00)
3-2.出発(AM5:10)
自宅
⬇︎(一般道)
松山IC
⬇︎松山自動車道
⬇︎(川之江JCT)
⬇︎徳島自動車道
美馬IC
⬇︎(一般道)
剣山観光登山リフト乗り場
3-3.剣山登山口(AM8:02)
此処からだと、登山リフト西島駅まで、
約1420m
所要時間約50分
登山道は整備され楽に登頂する事ができます。ただ、今回は高齢者一人で始めての「剣山」登山です。安全を考慮してリフトを利用する事にしました。
ちなみに、
リフト西島駅から、頂上まで(尾根道コース)
約1000m
標高差245m
4.リフト乗り場(見ノ越駅)
4-1.駐車場
約200台が駐車可能であり、無料となっています。AM8:05に到着しましたので、空きが沢山あり余裕で駐車することができました。
4-2.料金
大人:往復1900円・片道1050円
小人:往復 900円・片道 520円
4-3.営業時間
通常 :9:00〜16:30
繁忙期:8:00〜16:30
4-4.区間
見ノ越駅➡︎西島駅
所要時間15分
標高差330mを一気に上がっていきます。
5.登山開始
西島駅から剣山頂上までの登山道は、3コースあります。
●遊歩道コース(所要時間:約80分)
●大劍道コース(所要時間:約60分)
●尾根道コース(所要時間:約40分)
登りは、体力を使うことを想定し、所要時間の短い「尾根道コース」にしました。
5-1.尾根道コース(AM8:38)
登山開始です。
標識には、1,000mと書かれています。3コースの中では最短コースです。
5-2.視界が開ける
「尾根道」と言うだけあって、視界が開けてきました。
安徳天皇が山頂に宝剣を納めた際に休んだ場所と言われています。その時、宝剣を持ち続けている家来を労って刀を松にかけるようにと声をかけたことからその名が付いたとされます。
後方には、「宝蔵石」があります。
白い霧?雲?に覆われて、瀬戸内海の「瀬戸大橋」や「小豆島」を望むことは全くできません。
集めている訳ではありませんが、ついつい記念に買ってしまいました。
8月の高山植物は「キレンゲショウマ」です。
剣山山頂に到着。
しっかりと「しめ縄」が巻かれていました。
霧に包まれて、頂上を見ることが出来ません。
山頂には、植物保護の為、木道が敷かれていました。
腹が減っては戦ができぬ。
石の下には「ソロモンの秘宝」の一部が隠されているとの伝説が。
下山は登りと比べれば楽だと思い、所要時間がややかかりますが、「大劍道コース」にしました。
ブナが生茂った山道を下りていきます。
天地一切の悪縁を断ち、現世最高の良縁を結ぶ
大劍神社の後ろ(右側の岩)に、堂々と位置していました。
木材で作られているようで、今にも倒れそうです。それでも威厳を感じさせられます。
5-3.刀掛の松
安徳天皇が山頂に宝剣を納めた際に休んだ場所と言われています。その時、宝剣を持ち続けている家来を労って刀を松にかけるようにと声をかけたことからその名が付いたとされます。
5-4.剣山本宮宝蔵石神社
後方には、「宝蔵石」があります。
白い霧?雲?に覆われて、瀬戸内海の「瀬戸大橋」や「小豆島」を望むことは全くできません。
5-5.剣山高山植物特別御朱印
集めている訳ではありませんが、ついつい記念に買ってしまいました。
8月の高山植物は「キレンゲショウマ」です。
6.頂上からの眺め
剣山山頂に到着。
6-1.一等三角点
しっかりと「しめ縄」が巻かれていました。
6-2.次郎笈
霧に包まれて、頂上を見ることが出来ません。
6-3.木道
山頂には、植物保護の為、木道が敷かれていました。
6-4.エネルギー充電
腹が減っては戦ができぬ。
6-5.剣山宝蔵石
石の下には「ソロモンの秘宝」の一部が隠されているとの伝説が。
7.下山開始
下山は登りと比べれば楽だと思い、所要時間がややかかりますが、「大劍道コース」にしました。
7-1.大劍道コース下山(AM9:55)
ブナが生茂った山道を下りていきます。
7-2.大劍神社
天地一切の悪縁を断ち、現世最高の良縁を結ぶ
7-3.お塔石
大劍神社の後ろ(右側の岩)に、堂々と位置していました。
7-4.鳥居
木材で作られているようで、今にも倒れそうです。それでも威厳を感じさせられます。
8.西島駅到着
8-1.見ノ越駅へ(AM10:23)
8-2.アサギマダラ
リフトの下で、ヒヨドリバナ?の蜜を吸っている「アサギマダラ」を見つけました。
何処にいるでしょう?
9.帰路
9-1.出発(AM10:50)
安全運転で帰るだけです。
9-2.休憩
吉野川SAで休憩
9-3.帰宅(PM2:03)
10.まとめ
10-1.アクセス
美馬IC〜剣山リフト乗り場(国道438号線)までの一般道は距離(43km)があり、至る所が狭い山道で対向車との擦れ違いが大変でした。
クネクネとカーブが多くて非常に走り辛い。(急カーブには、第1ヘアピンカーブ〜第7ヘアピンカーブと名前が付いているぐらいです)
流石に疲れました。「もう2回目は無いな!」と思ったぐらいです。
10-2.天候
7月30日 梅雨明けしました。
天候は晴れでしたが頂上付近は霧?雲?に覆われていました。折角の絶景を見ることができなかったのが残念でなりません。
10-3.登山コース
上り: 尾根道コース
下り:大劍道コース
で正解でした。これが逆でしたら、もっと疲れていたことでしょう。
また、高齢者・女性は剣山登山口から登るよりリフトを利用することをお勧めします。
10-4.見どころ
見どころ一杯。
神社
ミステリーに満ちた大きな岩
穏やな頂上
そして頂上から見渡す絶景(大半が雲に隠れていましたが)
明日からの活力になりました。