「剣山」の「尾根道コース」を登っていると、沢山の高山植物が目を楽しませてくれます。

1.タカネオトギリ(高嶺弟切)

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登山道の足元で、一際目を引く黄色の花は、「タカネオトギリ」です。

雄しべの数が多くて長く、葉が小さく細長いのが特徴です。

石鎚山の登山道でも、沢山見かけることができました。

2.イヨフウロ(シコクフウロ)

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この花も登山道の足元で見つけることができます。

本州(東海地方以西)・四国・九州に分布しています。
7月〜9月に紅紫色のきれいな花を咲かせます。

3.トゲアザミ

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高原に生える野アザミの変種。全体にトゲが多いのが特徴です。

4.ナンゴククガイソウ

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頂上ヒュッテの近くで観ることができます。

クガイソウは本州に自生しますが、この種はそれよりも南に自生するので、ナンゴクの名がついたようです。

自然に生えていると言うよりは、植えられているようでした。

5.キレンゲショウマ

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宮尾登美子の小説「天涯の花」で、「まるで一つ一つの花が月光のように澄み、清らかに輝いて見えた」と表現しています。

剣山は、「キレンゲショウマ」の全国一の群生地(自生地)で小説の舞台にもなりました。

沢山の蕾が今にも開花しそうです。後、1週間もすれば満開のはずです。

月光のように澄み、清らかに輝く花を見ることができなかったのが非常に残念です。



「剣山」は高山植物の宝庫と言われています。
もっと時間をかけて、頂上周辺を隈なく散策すれば、他にも沢山の高山植物を見つけることができたかもしれません。

初めての「剣山」でしたが、代表的な高山植物は見つける事ができて

「良し」としましょう。