1.これは本当のお話です

自転車・歩行者専用の橋を渡り終え、河川敷を左折しました。この河川敷は、よくランナーが練習で走っているコースです。

2.一人の女性ランナー

ふと、前方を見ると一人の女性ランナーが走っていました。ランニングキャップにサングラス。ショッキングピンクの半袖ティーシャツに腕にはアームカバー。ランニングスカートの下には星の模様が入ったランニングタイツ。年齢も見るからに20歳代ぐらいでした。ランナーの間で評判の「美ジョガー」ではありませんか。年はとっても男性は、若い女性となると胸がときめくものです。私はすれ違うのを楽しみに走っていました。

3.ところが・・・

ところが走っても、走っても二人の距離は縮まることはありません。その日はLSD(ロング・スロー・ディスタンス)トレーニングの日だったので7分/㎞のゆっくりペースで走っていました。それでも普通は距離が縮まってもいいはずです。

やっぱり、スピードが遅すぎるのが原因ではと思い、目一杯スピードをあげて走ってみました。やっと女性の全貌がはっきりと見えてきました。ところが驚いたことに

4.後ろ走り

なんと、その女性は「後ろ走り」で走っているではありませんか。それもかなりのスピードで。思わず私は「普通、ランニングは前に向かって進むものじゃないの?」と絶句しました。これではすれ違うはずがありません。

「後ろ走りでマラソンのスピートがアップする?」という記事を読んだことがありましたが、実際に実践しているのを見るのは初めてでした。

あまりの驚きに、胸のときめきもぶっ飛びました。